新卒におすすめの本がないかと聞かれたので、おすすめの本を晒します。
(今回は新卒に対して記事を書いているようなものなので、新卒に書籍の紹介をするときは参考になると嬉しいです。)
今回紹介する書籍は、新人のマインドと最低限のロジカルシンキングを学ぶための書籍です。
TI用語の勉強をする書籍についてはこちらを参考にしてくださいね!
「学ぶ意味」と「学ぶ順番」を考えよう
本は情報の塊です。
その情報を理解するには順番があります。
勉強だって、カリキュラムがありますし、スポーツだって、簡単なことから初めて難しいことをやっていきますよね?
それと同じで、読書にも簡単なことから初めて応用編に行くという順番があるんです。
新卒や若手メンバーには、「社会人となって活躍してもらうための素地」を得るために、以下のものを得てほしいなと思っています。
- 働くことに対してのマインド
- 頭の使い方(ロジカルシンキング)
車に例えていうと、マインドはガソリン、頭の使い方はエンジンです。
これらがないと、「走る」ということすらもできないので、他社会人と差がどんどんついていってしまいます。
ここでの「差」は、スキル的な差ではなく、経験に対しての成長性の差です。これらがないまま仕事を進めると、数年後、「なんで周囲はこんなに出世しているんだろう?」と疑問を抱くことになってしまいます。そうならないためにも 「社会人となって活躍してもらうための素地」 を早期段階で身につけましょう。
働くことに対してのマインドを学べる書籍
マインドを学習する上で大事なことは、最上位のマインドに目線をあわせることです。
決して低いマインドの人に合わせてはいけません。
ということでマインドの高い人の書籍に触れる機会を増やしましょう。
本の探し方は「創業者の本を読もう」です。
おすすめを記載します。
サイバーエージェント創業者の本
サイバーエージェント藤田さんの本です。
あまりに有名なので、読んだことがある方もいるかも知れません。
藤田さんは新卒でインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社しているので、人材事業出身者の話という意味でも読んでいて面白いです。
藤田さんの本は複数あるのですが、最初は社長の告白を読むことをおすすめします。
ただもう新品は売っていないようですので、電子書籍または中古での購入をお願いします・・・
上場から倒産。復活をした杉本さんの本
投資用ワンルームの販売を行っていた杉本さんの本です。
この人は先程のサイバーエージェント藤田さんの友人でして、同じ時期に上場を経験した人です。
気づいてほしいのですが、優秀な人たちは、優秀な人たちでかたまります。視座を常に高く持ち、戦っても折れないこころをもつには、仲間が重要なのです。
藤田さんと杉本さんは働く業界が違います。それでも視座の高い同年代ということで良い影響を受けていたのでしょう。
さて、この杉本さんというのは、何度も倒産しそうになって、ときには倒産して、それでも何回も復活する人です。仕事に対しての情熱がそもそも一般の方とは段違いなのだと思います。
今はシーラホールディングスという会社の創業社長をやっています。
(深田恭子さんと付き合っているというネタもありますね。本当だったらものすごく応援したいです・・・!)
営業出身の話なのでそういう観点で読んでも面白いです。
頭の使い方、ロジカルシンキングを学べる書籍
頭の使い方でベースになるのはロジカルシンキングです。
ロジカルシンキングについての有名な本は複数有りますが、いきなり難しい本を読んでも吸収できることがあまりないので、以下の順番で読み進めることをおすすめします。
この順番はリクルート社内で、新卒にもおすすめされていた順番です。
読み始める前に中身を簡単読んで、あまりに簡単そうであれば読む本をスキップしてくださいね。
出口汪の論理的に考える力が身につく本
論理的な考え方もそうですが、論理的な話し方を勉強できる本です。
新卒や若手社員にとっては、先輩社員に様々教えて貰う機会が自身の成長につながります。このとき、最低限の論理的会話ができないと、先輩社員は教えることにストレスを感じてしまいます。先輩が教えるということを負に感じない状況を作りましょう。
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
DeNAでもおすすめされる本。
自頭とは何かを考えて、何を学習すれば成長できるかがわかる本です。
『数学女子智香が教える』シリーズ特別セット
箸休め的な書籍。ひとつ前の「自頭力を鍛える」がストレスなく読めたらこの本はスキップしても良いです。
仕事の現場でどうやって論理や数字を使うのかという話を手がつに感じることができます。
論点思考
会話をスムーズに行わせてくれる本。
論点にフォーカスして会話をすることが身につくので、先輩にストレスを与えずに議論をすることができるようになります。
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
ロジカルシンキングを考える上で最高の本。
もともとはビジネスライティングの本です。
この本と双璧で「ロジカルシンキング」という本もあるのですが、新卒営業としてはこの本だけで充分。
一つ前に紹介した「論点思考」を踏まえて読むと効果大。ピラミッドの1要素を論点として考えてください。
おそらくこの本から急に難しくなるので、補助本として以下をおすすめします。実際に手を動かして練習してください。
意思決定のための「分析の技術」
DeNAとGREEでおすすめされるロジカルシンキングの本と言えばこちら。
純粋にロジカルシンキングというわけではなく、発展系の書籍にあたります。自頭採用を重視している会社は、この本をいきなり読ませるのもありかもしれませんね。
総論
本は目的に合わせて読みましょう。またいきなり難しい本を読んでも理解できないので、簡単な本から入るとより良いです。
今回紹介した書籍の目的は、新卒や若手営業の成長を助けるための最低限の素地を得るということでした。
また、これらの本を読んだだけでは、ロジカルシンキングやマインドは完成されません。
日々の業務を通じて学んだことを通じて、より良い素地を作っていきましょう。
IT用語を勉強する書籍についてはこちらを参考にしてください。
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